珍しくワイルド・ターキーのデキャンタです。以前、1979年のバカラ・デキャンタを開封しましたが、今回は1975年です。ターキーなのに栓がブルなのは、Mack Trucksという会社のマスコットがブルドッグだからです。猫好きとしてはにゃんにゃんにゃんの日に書かなくても良かったかもしれません。
それはさておき、Mack Trucksは日本だと日産ディーゼルのような立ち位置でしょうか?昔の映画なら『コンボイ』とか最近なら『カーズ』とかにも出ている有名なアメリカの商用トラックの会社で、まだ華やかだったのか創業75周年を記念して1975年に発売されました。今やMack Trucksも日産ディーゼル(現UDトラックス)もスウェーデンのVOLVOの傘下ですけどね。
さてと中身のワイルド・ターキーはというと、1970年だったか1971年かにRipy蒸溜所を買収するまで自社蒸溜していなかったので、この8年物はそれ以前のJTS Brown蒸溜所から購入した原酒をブレンドしていた時代の物なのでしょうか?それともRipy蒸溜所で熟成中の原酒も購入していてそれをブレンドした物なのでしょうか?ちょいと気になりますが、独学ではよくわかりません。
こちらも当時から現在に続く親会社Austin NicholsはフランスのPernod Ricard(1980)を経て、現在はイタリアのCampari(2009)の傘下になっております。さすがに40年近く前のだと色々な歴史を感じますねぇ。
折角なので年代別で比較してみたいのですが、'60年代のボトルとか在庫していたかしら?ちょいと探してみて見つかれば良いのですが、はてさて。興味のある方はいかがかしら?
ニンニン