まぁ、新しいお酒を開封するのなんて、計画的にというわけではなくて、タイミングだったりするもので……。
以前のMaker's Markも然り、先日のOld Fitzgeraldも然り、そして今回のJACK DANIEL'S(JD)も“然り”だったりします。
というわけで、アメリカ在住の頃にJDに出会い、今も自宅にJD'S GREEN LABELをストックしているお客さまとお話しているうちに、JACK DANIEL'S GREEN LABELを開封してしまいました。ボトルの刻印からすると'77ボトリングですが、90PROOF(アルコール度数45度)のGREEN LABELのものです。
ちんぷんかんぷんの方のために簡単に説明すると、基本的にJDは黒と緑がありまして、黒は時代を経て90→86→80PROOFとライトになってきました。緑は黒よりも熟成年数が若めといわれていて現在は80PROOFで黒と同じですが、昔からずっと黒よりもライトなタイプでした。しかしながら、今回開封したのは、緑なのに90PROOFなのです。'77年当時はそうだったのかもしれませんが、私は初めてこのタイプと出会いました。
単純に私の勉強不足なのだけれども、私の資料でも90PROOFの緑は見たことがないです。当時の黒も飲んだことあるのだけれど、それともまた違った深い味わい。
それでもどこかに買収されて極端に味が変わってしまった訳ではありません。所詮は嗜好品、時代と共に味やアルコール度数が変わって当然です。そして緑とはいえ、JACKはただのJACKです。がしかし、なんと素晴らしいJACKなのでしょう!久しぶりに唸ってしまいました。
結構バーボン好きで、珍しいのがある店はないものかと思っておりました。近いうちに伺います。ジンも好きなので、好きなのが冷えてたら嬉しいなぁなんて期待しつつ…。