1970年代半ばに、Seagram社によって発売された10年物のバーボンです。資料によると、マスター・ディスティラーによって1樽ずつ検品され、37樽のうち、やっと1樽が選ばれるという厳しさでつくられていたそうです。
バーボンは、もともと4~6年前後の熟成で瓶詰めされることが多かったのですが、60年代に10年以上の長期熟成のバーボンが出荷され始め、それが人気を博したため、後れを取ったSeagram社が気合を入れて出した長期熟成バーボン、ではないかと勝手に推測しています。
ラベルも気合が入っていて、アメリカの国鳥Bald Eagle(ハクトウワシ)の周りに星が並んでいるという、これでもかっていうくらいにアメリカの愛国精神を掻き立てる図柄です。
今回開封したボトルは1978年ころのものです。Seagram社のバーボンをつくっていたOld Prentice Distilleryの文字が懐かしいです。10年熟成による深みのある樽香は、厚みのある味わいとのバランスがとても良い感じで、まだまだSeagram社の新銘柄に対する気合を感じられます。
現在はNew Orleansの酒類会社Sazerac社が商標権を持っており、FrankfortにあるBuffalo Trace(BT)蒸溜所で造られています。比較的新しい歴史の銘柄なのに、商標権が売買されていることからも、この銘柄の当時の人気が伺われます。
バーボンは、もともと4~6年前後の熟成で瓶詰めされることが多かったのですが、60年代に10年以上の長期熟成のバーボンが出荷され始め、それが人気を博したため、後れを取ったSeagram社が気合を入れて出した長期熟成バーボン、ではないかと勝手に推測しています。
ラベルも気合が入っていて、アメリカの国鳥Bald Eagle(ハクトウワシ)の周りに星が並んでいるという、これでもかっていうくらいにアメリカの愛国精神を掻き立てる図柄です。
今回開封したボトルは1978年ころのものです。Seagram社のバーボンをつくっていたOld Prentice Distilleryの文字が懐かしいです。10年熟成による深みのある樽香は、厚みのある味わいとのバランスがとても良い感じで、まだまだSeagram社の新銘柄に対する気合を感じられます。
現在はNew Orleansの酒類会社Sazerac社が商標権を持っており、FrankfortにあるBuffalo Trace(BT)蒸溜所で造られています。比較的新しい歴史の銘柄なのに、商標権が売買されていることからも、この銘柄の当時の人気が伺われます。