そういえば最近は雑記ばかりでお酒のエントリーを書いてなかったです。特にウィスキー。いくつかシングルモルトを入荷したので書こうかなーと思ったのですが、シングルモルトといえば、ポットスティル。ポットスティルといえば、忘れていました、MICHTER'Sのことを。
これまた私の好きなアメリカン・ウィスキーの1つです。アメリカン・ウィスキーってバーボンのことじゃないの?と思われる方も多いと思いますが、あくまでバーボンはアメリカン・ウィスキーのジャンルの中の1つです。いろいろと法律で区分けされていまして、詳しくは毎度のごとくググってください。ええ、手抜きです。だって調べたらすぐわかることですもんね。調べるのは面倒くさいのに気になる方は当店にお越しの際に仰っていただけましたら説明いたします。
このMICHTER'S、やはりというか残念ながら1988年に閉鎖されてしまった蒸溜所のウィスキーです。バーボンとは似て非なる味わいのウィスキー、いろいろなバーボンを飲み慣れてから飲むと非常に楽しむことが出来ます。
このボトルの底面を見ると88の刻印から、恐らく1988年にボトリングされた物でしょう。とある理由で閉鎖されることになった同年にボトリングされた最後のMICHTER'Sを飲む時、なんとなくもの悲しさを感じてしまいます。そして思い出すのが、写真に写っている1988年12月発行の雑誌「ザ・バーボン PART2」での、MICHTER'SのGeneral ManagerであったGeorge Shattlsの「~これが我々のやり方だし、誇りなんだ~(中略)~変える必要がないからね」というコメントです。きっと取材の時にはまさかその年に閉鎖になる、なんて夢にも思ってなかったんだろうなぁ……。